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やれんのか!

誰得な韓国戦の前後でニコニコ生放送でワールドカップ特番やってて、面白かったのが予想フォーメーションで3バックというのや守備重視の意見が少なからずあったこと。コメントでも3バック派は結構あって、岡田監督が指揮を執ったフランスワールドカップもアジア予選は4-4-2だったのに本大会は3-5-2になったこともあり、割とありえるのではないかと。
 特に韓国戦の後で「日本人は技術が」とか「ショートパスでポゼッション」とかそういうのは粉微塵です。現実路線とはやはり弱者のサッカーといわれようとしっかり守ってカウンターではないでしょうか。攻撃サッカーとか半世紀早い気がします。そもそも思い返せば日本代表で印象に残るゴールって結局カウンターじゃないかと思うんです。それも深い位置から長いパスを交えたカウンター。
 しかしなぜか日本だとカウンターは下等な戦術のように見られがちです。実際には短い時間での一瞬のアイディアが必要だし、そのひらめきを実現する技術、判断力、場合によっては長い距離を走る走力。嵌ったカウンターは美しくさえあります。また同様にロングボールも低く見られますが、正確に相手の短所を突くロングボールは技術、戦術(受け手も走りこんでいないと成立しないわけで)の凝縮を見れるもだと思います。
 Jリーグでも鹿島などカウンターで結果を出しているチームもあり、また攻撃においては速い攻めはコンタクトの可能性が減り現時点の日本人向けなのではないかと思います。ショートパス中心では後ろからのオーバーラップがないとボールが前に運べないわけで、前線のボールキープが前提になるわけですがこれは体をぶつけ合って勝てないと無理で、韓国相手に成立しなかった分けで少なくとも今は、というか今後数年あきらめるべきかなと思っています。
 それはさておき、全体的にすでに「だめだこりゃ」感が漂っていて、それは世間的にすでにそうなんだけど岡田監督は勝利を挙げない限り(その可能性は限りなく低いと見られているわけだけれども)駄目監督評価をされそうな感じです。ぶっちゃけ誰が監督をやっても引き分け1つ取れれば御の字だと思うのですが。
 個人的にサッカー界のがっかり感と今の政治のがっかり感には似たものを感じずにはいられません。大きな目標を持たず、前任者の結果を正しく評価せず「失敗」と決め付け継続することより違う手法を用いる方向に行き、口先だけは威勢のいいことを言うが具体案に欠け、結局行き詰る。その後に何が残るのか、、、。また反省せず違う方向に逃げて進歩しないのではないかという恐れを感じます。協会、メディア、見る側の評価するポイントワールドカップでどうか?という一点のみで、0か100かの評価しかできないのでは?そんな状況でもし自分が監督やるなら最後まで悪あがきで一か八かにかけて、ワールドカップ後に何か残すなんてことは考えません。
 Jリーグ100年構想とか一応お題目掲げていて、その中でワールドカップ出場や良い結果を収めることは手段の一つでしかないはずです。サッカー界、スポーツ界の発展のための日本代表という観点で細かくチェックポイントをあらかじめ設け、監督だけでなく一般にも公開し、その達成度で評価するべきなのではと思います。ワールドカップで奇跡の勝利を挙げる以外、岡田監督は0点評価というのはちとかわいそうな気がするのです。
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